神戸女学院中への架け橋

神戸女学院中学部受験に際し、実際に抱いた不安や疑問などをもとに、これから受験される方の参考になれば嬉しいなと思いつつ綴ります。

併願校について①

関西最難関群を目指す女子は、往々にして思うでしょう。

「東京羨ましいなぁ、なんで関西はっ!!」と。

優秀層の女子の選択肢が本当に少ないのです。

①洛南

②西大和

神戸女学院

この三本を柱に考えることになりますから、校風諸々考えるゆとりすら与えられないのです。

 

娘は当初、「賢い女の子が1番多い学校」を偏差値というものさしでだけで選び、「洛南」を志望していました。

散々私が「遠いよ?2時間近くかかるんだよ?」と忠告しても聞く耳持たずで。

しかし、オープンスクールに参加したところ、案の定「こんなに遠いと思わんかった。中学入ったらクラブにも入りたいのに、これじゃあ帰ってから予習も復習もする時間無いやん(>︿<。)」と言い出しました。

正直、娘には向いていないのでは?と思っていたので「やっぱりー?」でしたけど(^_^;)

勿論、どうしてもここ!というほどの魅力を感じれば話は違ったでしょうし、長距離をものともせずに通ってらっしゃる女の子もたくさんいます。

それでもやはり女子親として気になるのが「距離」です。

女子は体調を崩しやすい。毎月ずーんと痛む下っ腹、重い足を引き摺り、満員電車に揺られて長時間・・・想像するだけで貧血を起こしそう。

実はうちの娘、体調不良で迎えに行ったことがあります。しかもこの〇年と2ヶ月の間に複数回ですよ。

今は30分そこそこで駆け付ける事ができますが、京都や奈良の外れではそうはいきません。

あまり丈夫とは言えないお嬢様の場合、体調不良の場合も想定しておくことが必要です。

 

「遠いのは嫌」となると、女学院一択。娘にも私にも「女子校」「共学校」の拘りはありませんでしたし、校風を知るにつれ娘に向いた学校だと感じ、娘も「制服が無い!自由!近い!学校でおやつ!最高!!」と、すっかり惚れ込んでしまいました。

・・・そこで、困ったのが併願校です。

洛南を第1志望とするのであれば、四天王寺を併願にすれば良いと考えていました。回し合格もあることだし。

しかし、神戸女学院を第1志望とするとなると、1日目と3日目は潰れます。

しかも、校風を重視すればするほど、女学院に似た学校というと同女くらいしか見当たりませんでした。

そこで、併願校を選択する上で「どうしても譲れないポイント」だけに絞って考えることにしたのです。

娘が譲れなかったポイント、それは「ハイレベルであること」でした。

距離、共学or別学、校風、これらについて娘は、「神女に落ちたらそれは私に足りないところがあったから。それなら遠くても自由じゃなくても仕方がない。私が頑張れば何とかなる。けど、周りのレベルが下がるのだけは我慢では乗り超えられないと思う。」と言いましたので、それを基準に決めました。

そのため「滑り止め」になる学校を受験せず、私は結果が出るまで胃に穴が開きそうになりつつ、クッションに顔を埋めては文字に表せない変な叫び声を出す状況に陥ったのですが(-_-;)