体育祭について①
在校生親族にのみ公開される女学院の体育祭。
謎のベールに包まれた感が半端ではない行事ですから、初めての年には私の不安も半端ではありませんでした。
ご存知のように、体育祭は中高部自治会主催、生徒主体で行われる行事です。
特徴は次の通り。
・練習は、体育などの授業中には行いません。
・クラス対抗ではなく、縦割りの6組(あ、い、ゑ、は、み、や組)対抗です。
・出場する種目の練習や応援合戦、PTAテント前でのパフォーマンスの練習などは組別で、学年パフォーマンスの練習は学年ごとに、早朝、昼休み、放課後などを利用して行われます。
・練習期間にはお弁当もリセスなどに分割して食べることになります。
・J2からは学年パフォーマンスもあるので、その準備が前年度の秋から、練習は三学期あたりから始まります。
公立中学に進学する子に比べ、「運動苦手系女子」が圧倒的に多い女学院。
うちの娘も例外ではなく、小学生時代には「運動会なんか無くなればいい」「雨降らへんかなぁ」と言い続けましたし、徒競走でもリレーでも「足が遅い」ことに引け目を感じていたようです。
「全員リレーとかいうけど、あんなん運動苦手な子が晒しモンになるだけやん!」と、いつも不満を口にしているような子でした。
にも関わらず、女学院の体育祭は準備段階からとにかく楽しいそうで、日々「疲れたー」と言いながらも顔がニヤけているのです。
初めての体育祭でその理由がわかりました。
うまい具合に「運動苦手系女子」が楽しめるような種目になっていますし、どれだけ走るのが遅くても笑われたりしません。
女学院の良いところだと思うのですが、一般的には「変」とされそうな部分は「特徴」として認められる空気があり、体育祭にもそれが見られます。
「運動が苦手」「集団活動が苦手」「朝が苦手」という娘ですが、女学院の体育祭は楽しんでいますし、ひらひらした可愛い服を嫌う娘なので心配でしたが、学パも「似合わんから恥ずかしいー」なんて言いながらも楽しんでいます。
もちろん全員がそうとは言えませんが、小学校の運動会より楽しめることは間違いないと思います(^-^)
親の準備としての情報は②でお伝えしますね。