神戸女学院中への架け橋

神戸女学院中学部受験に際し、実際に抱いた不安や疑問などをもとに、これから受験される方の参考になれば嬉しいなと思いつつ綴ります。

調査書について②

「調査書って何?」状態だった私、恥ずかしながら専用の用紙がある事すら知りませんでした。

調査書の用紙は、願書を頂いた際にそれぞれの学校専用の物が同封されています。
女学院の場合は、小学校の先生に宛てたお願いのお手紙や、専用の封筒も入っていましたが、調査書の用紙のみで封筒は入っていないなど、学校によって違いがありました。
そして、重要なのは「学校ごとに調査書で重視するポイントに違いがある」ということです。
最近では調査書を提出しなくて良い学校も増えていますし、ウェブ出願可能な学校や、入学申し込み金の支払いまでネット決済(クレジット)可能なんていうところもありますが、まだまだアナログな・・・いえ、伝統を重視する学校も残っているのが現状です。
私個人としては、願書を手書きし、内容物に不足が無いかを何度も何度も確認して、郵便局で発送手続きをする・・・この作業で身が引き締まりました。
ウェブ出願は何と言いますか、呆気ないのです。出願した気にならないというか、なんというか。

我が家の場合は、2校分の調査書をお願いしました。
その際、それぞれの調査書の用紙を予めコピーし、コピーした用紙に付箋や赤ペンなどで注意点やお願い事項の書き込みをしておきました。
先生も複数の調査書をお願いされる場合が多いですし、慣れていない先生であれば尚のこと、「何に注意してお書き頂きたいのか」を明確にお伝えする必要があります。
例えば、女学院であれば、
「出席日数重視、欠席日数が多い場合には理由を書き添えて下さい。」
ということですが、逆に神大附属などは
「各教科の成績2学年分、各教科1~3点の合計×5/8の30点満点が当日点に加算されます。」
だったりします。
また、併願校によっては、
「学校内外での顕著な活動について評価します。」
なんていうところもありますので、どのポイントに注意して書いて頂きたいかをお伝えしましょう。
担任の先生も人間です。
当然、私たちのように「うっかり」があります。
口頭で伝えておいたポイントを、実際に書き込む際に忘れてしまったり、取り違えてしまったりというミスもありえます。
怪我で入院し、3週間学校をお休みしたのに、女学院の調査書にその理由を書いて頂けず、「児童会役員としての活動実績」や「読書感想文コンクールでの受賞歴」を入念にお書き頂いたとしたら・・・ゾッと致します。(もしもの場合は、女学院側から小学校への欠席理由確認の連絡があります。)

担任の先生も受け持ちの児童の頑張りを応援下さる方が殆どですので、間違いの無いように記載しなければ!と気合を入れ、精一杯のアピールをして下さるのです。
ですから、お願いする側としては先生のご負担を少しでも軽くできるよう、注意ポイントをわかりやすく記載し、お願いすることをオススメ致します。

因みに、願書提出時の写真を学生証に使用しますという学校もありますが、女学院は入学手続き時に別途提出です。
慌てて準備したお写真でも大丈夫なので、ご安心下さいね。
勿論、できることなら、少し早めの時期に、顔色の良いお写真を準備しておくと良いと思います。
年末近くになると、寝不足や緊張で顔色悪め、目の下にはクマさんが・・・という可能性もありますので(^_^;)

調査書について①

この時期私が悩んでいたのは、

「担任の先生にいつ受験することを伝えるか」

でした。

因みに私は、この時期の家庭訪問の際に軽くお伝えしておきました。

「調査書が必要な学校もありますので、秋以降お願いするかと思います。」と。

娘の担任の先生は受験に理解のある方で、全面的に応援して下さいました。

秋以降の体育では、受験する子はバスケットなどの試合に参加させず、基礎練習にとどめて突き指を予防して下さったり・・・。

理解のありそうな方であれば、早めにお伝えすると諸々協力して下さることもありますよ(*^^*)

勿論、否定派の方もいますので、見極めが重要ですが。

ご存知かと思いますが、女学院を受験するには「調査書」が必要となりますので、内緒で受験して合格してからお伝えというわけにはいきません。ですから、遅くとも願書提出期限に余裕のある時期(できればひと月前迄)にお伝え下さいね。

 

女学院受験に必要な調査書は5~6年時の2年分、「出席率重視」です。

女学院を受験されるお嬢様方は、小学校の成績に不安などは無いと思いますし、実際成績に関する記載は合否に無関係とのことですから、何も心配は要りません。

気にすべきなのは「欠席日数」のみ!!

「うちの娘は風邪をひきやすくって・・・」

「運動会の練習で怪我をしてしまって、数日お休みしたんだけど大丈夫かしら・・・」

と、心配になるお気持ちが手に取るようにわかります。

何を隠そう、我が家の娘が休みがちな子でしたから。

しかしながら、授業日数のうち3分の1以下のお休みならば問題無しです。

体調不良の中、無理して学校に行かなくても大丈夫!気にせず休んで下さい。

大雑把ではありますが、授業日数は多い月で22日くらい、少なくて13日ほどです。

つまり、月に4日程度までなら気にしなくても大丈夫ということなのです。

しかし、もしも入院など長期でお休みすることになってしまった場合は、入試説明会の際に女学院の先生方にお声掛け頂き、ご相談の上、担任の先生に「欠席理由」を調査書に書き添えて頂けば問題ありません。

「理由無くお休みが多い子は、入学頂いても元気に学校に通えないかもしれない。」そのような理由での「出席率重視」だそうです。

勿論、一時期問題になったような「学校をお休みして受験勉強をする」ことを防止する目的もあると思いますが・・・。

中には学校生活がうまくいかず、不登校ということもあると思います。

転校して何とかなるのであれば、それも1つの手だと思いますが、最難関志望の子の中には「同級生と話が合わない」という不満を抱えた子もいますし、その場合は転校したとしても解決には至らない可能性が高いです。

別室登校などの方法も考えてあげてくださいね。ストレスは受験生の大敵です。

成長期、そして思春期の女の子にとって、ストレスは本当に怖いので・・・。

因みに学校が憂鬱で仕方がなかった娘ですが、女学院には大喜びで通っています。

朝に弱く、運動が苦手な娘ですが、朝5時過ぎからテンション高めに起きて来て、そそくさと体育祭の早朝練習に向かうほど。

小学生時代なら(特に連休明けになど)絶対に起きてくれなかったのに(^_^;)

はじめまして。

ウェブ上に情報が溢れた昨今ですが、娘の受験に関しては分からないことだらけでした。
掲示板などを利用して情報を探すのですが、女学院に関しては謎のベールで包まれていて・・・正直なところ、平凡なサラリーマン家庭の、女学院生に知り合いもいない我が家にとっては、不安で仕方がなかったのです。

合格できるか否か。

その大きな不安は勿論ですし、学力面ではお嬢様と塾の講師陣に頑張って貰うしか無いのですが、それ以外の部分の不安を少しでも解消して頂けたら・・・と、少し前の私のような保護者様のお役に立つかもしれない内容で書き綴るつもりでおります。
できるだけ正確にお伝えできるよう努めますので、宜しくお願い申し上げます。